MENU

白鳩生活 3歳からの保育

3歳児(ひばりぐみ)■■■■

日々の生活のなかで机運びや雑巾がけなどに取り組み、足腰の力をつけていきます。その力で登り棒やまりつきにもチャレンジするように、具体的な目標を立てて体力づくりをさらに進めます。一つひとつの課題を達成し「できた! やれた!」という達成感を味わい、自信が持てるようにします。自分のことは自分でしていく力をつけていくのも、保育の目当てです。
みんなで『ごっこ遊び』や『表現遊び』を楽しみます。3歳児に顕著なのは、『はず』『つもり』の世界がどんどん膨らんでいき、『私がイチバン!』という世界に突入することです。その『イチバン』が一緒に遊ぶなかで友だちと衝突します。それは自我の形成の大きなチャンスです。その衝突を克服しようとしたり、思いをぶつけ合って相手の思いにも気づけるようになったりすることも目標です。

4歳児(つばめぐみ)■■■■■

鉄棒や縄跳びが、4歳児の体力づくりの目標です。体を使ってたっぷりと遊び、自分の体がコントロールできるようになると、気持ちもコントロールできるようになります。
遊び仲間の輪が大きくなっていくのも、この頃の発達の特徴の一つです。自分と他者(友だち)を比較するようになるのも、この頃からです。4〜5人のグループをつくり、「●●しよう」と友だちに呼び掛けて遊びを展開したり組み立てていったりします。生活のほとんどを自分たちでできるようになること。比較をするなかから、お互いに力を貸したり借りたりできるような仲間関係をつくっていくこと。集団生活のなかで他者のことを考えながら自分で行動を決定できる自己抑制力を身につけていくこと。これらが保育の目当てです。また、たてわりり保育での2歳児のお世話や生きものの飼育に取り組んで、優しさや責任感など心の発達を促していきます。

5歳児(はとぐみ)■■■■■■

卒園までに一人ひとりが七つの保育目標(理想とする子ども像)を達成することを目指します。はとぐみの一年間は白鳩保育の総仕上げの一年間です。いろいろな課題や体験に挑戦していくなかで、子どもたち同士で力を合わせる。自分でできないところは「力を貸して!」と言える。友だちのできないことには自分から進んで力を貸すことができる。そして、みんな大切な『仲間』であることを自覚できる。そうした心の発達を成し遂げて、子どもたちは卒園していきます。
「やりたい」という気持ちや意欲を大切にし、達成感を味わい揺るぎない自信につながるよう、担任の保育士だけでなく職員全員で見守り援助していきます。そして、全園児のリーダーとして、自分で考え自覚的にまた能動的に行動できる、自治集団を目指します。また、小学校での生活を念頭に、これまで養ってきた生活リズムの総仕上げをするのも、保育目標の一つです。